ホテルの予約情報やお客様情報など、全ての情報を管理するPMS(Property Management System)の導入にあたって、2つの運用形態に分かれているのはご存知でしょうか?
「オンプレミス」と「クラウド」の運用形態によって機能性が異なるため、導入前には自社に合った運用なのかを知ることが重要です。
そこで今回は、目的によっては導入費用が高額になるPMSシステムの特徴についてご紹介していきます。!
「オンプレミス」と「クラウド」の違いとは?」
こちらの見出しでは、ホテルPMSを運用するときに決めなければいけない「オンプレミス」と「クラウド」の特徴についてご紹介していきます。
オンプレミスの特徴
「オンプレミス」とは、サーバーや回線、ソフトウェアなどを施設内に設置し、システムの構築から運用までを自社で行う形態のことを言います。
ハードウェアからソフトウェアまで施設で管理するため、導入の目的に合わせてシステムや機能性をカスタマイズすることが可能です。
また、オンプレミス型でホテルPMSを導入すると、自社のネットワークでの利用になるので、外部などの第三者からの不正アクセスを防ぐことができます。
次に紹介するクラウド型のホテルPMSよりも導入費用が高くなりますが、施設内での連携やセキュリティ対策ができるので、悩むポイントではないでしょう。
クラウドの特徴
オンプレミスと対象にされやすい「クラウド」ですが、導入に必要なIT機器を自社で保有しない運用形態を指します。つまり、データセンターを自社で設置し管理する必要がないため、スムーズな導入が可能です。
具体的なクラウドサービスを挙げると、「Microsoft Office 365」や「Google ドライブ」のような、インターネットを経由するアプリケーションに利用されています。
そして、クラウドの主な特徴としては、初期費用を安く抑えることができることです。またクラウドの料金システムは、利用する機能によって変動するので、使用するシステムが少ない場合は、導入や運用のコスト削減に繋がるのです。
ただし、オンプレミスと違ってカスタマイズができないので、初期段階で漏れないようにシステムを選択する必要があります。
「オンプレミス」と「クラウド」のどちらがおすすめ?
PMSの導入にあたって、「オンプレミス」と「クラウド」のどちらがいいのか気になりますよね。ここからは意見の異なる場合があるかと思いますが、参考までにご覧ください!
結論からお伝えすると、短期的に見るとクラウドは、導入費も安くメンテナンスにかかる人件費と時間のコストを抑えることが可能。しかし長期的に見ると費用が高額になるケースもあるので注意が必要です。
つまり、ホテル・旅館の施設タイプや規模感によってPMSの導入費用は大きく変わってきます。運営体制によってもPMSに必要なシステムは様々ですが、客室数が100部屋以上の施設だったり、30部屋〜50部屋くらいでも、ラグジュアリーの部類に入るホテル・旅館などの場合は、オンプレミス型のPMSが最適だと考えられます。
宿泊施設向けのPMSは、小規模な施設向けのシステムや規模の大きいホテル・旅館に向けたシステムまで、利用目的に合わせたものがすでに充実しています。
安いそうだから即導入するのではなく、PMSを導入する目的とシステムの機能性がマッチしているかのかをしっかりと確認しましょう。
ホテル経営は”運営体制を整えること”が大切
ホテルPMSの「オンプレミス」と「クラウド」の違いについてはいかがでしたでしょうか?
滅多に変更することのないホテルPMSではありますが、導入コストや維持費などがあるので、導入してから失敗した後悔しないように、PMSのメリット・デメリットを理解しましょう!
また、ホテルPMSの導入や選定に悩まれている方は、ホテルPMSの選び方を解説!システム導入後に失敗しない3つのポイントとは?をご覧になってみてください。
本テーマ以外にも、ホテル運営ノウハウや集客事例などが気になる方は、ホテル管理システム(PMS)を開発・提供するユーコムのお役立ち情報をご覧ください!
また、PMSの新規導入や乗り換えを検討している施設さまは、フロントやレストラン、婚礼・宴会などを一元管理、利用目的に合わせた自社カスタマイズができるシステム導入はいかがでしょうか?
ユーコムが開発するホテル管理システムが気になる方は、実用性がわかるサービス資料を下記よりダウンロードしてみてください。